カンボジアの生鮮キャッサバ市場は堅調なようで、2024年第1四半期から第3四半期にかけて160%以上の大幅な輸出増となった。
ARDBが水曜日に発表した農林水産省農業総局の報告によると、カンボジアは2024年の第1~3四半期に200万トン以上の生鮮キャッサバを輸出し、160%以上の伸びを示した。
この急増は新鮮なキャッサバへの強い需要を示しており、国内市場と国際市場の両方が牽引していると思われる。
報告書によると、「2024年の最初の9ヶ月間で、生鮮キャッサバの輸出量は200万トンを超え、前年同期比で162.53%の増加となった」。
しかし、乾燥キャッサバの輸出は合計86万トンを超え、前年同期比で12.54%減少した。現在、カンボジアのキャッサバ栽培面積は約70万㌶である。
キャッサバ農家協会(CFA)のエル・チン会長はクメール・タイムズの取材に応じ、カンボジアのキャッサバ市場は地元消費よりも輸出が中心であるため、輸出の増加は生産量の多さと国内需要の低さという2つの要因によるものだと述べた。
カンボジアのキャッサバ市場は、国内消費よりも輸出が中心であるためだ。同氏によると、国内消費の20~30%のみが国内で使用され、残りは主にタイとベトナムに輸出されている。
「我々は毎年1,000万トン以上のキャッサバを生産しているが、国内で使用されるのは200万トンから300万トン程度である。価格については、乾燥キャッサバは高値で安定しており、生キャッサバは1kgあたり220~400リエルと手頃な価格を維持していますが、乾燥キャッサバの価格は1kgあたり660~750リエルです」とチーン氏は述べた。
将来的には、キャッサバの輸出を増やすのではなく、キャッサバ粉や他の製品に加工して輸出できるキャッサバ加工工場を国内に増やしてほしいと付け加えた。
チーン氏によると、キャッサバ加工工場は12カ所ほどあるが、現在稼働しているのは4~5カ所程度だという。
カンボジア王国政府(RGC)は「国家キャッサバ政策2020-2025」を策定し、2020年8月の政府承認を経て、2021年1月に正式に普及させた。」
国家キャッサバ政策2020-2025は、カンボジアをキャッサバ製品の信頼できる生産、加工、供給国にし、世界市場への輸出を促進することを目的としている。