雲南省の投資家、農産物加工セクターに注目

中国雲南省の投資家グループは、カンボジア開発評議会(CDC)のカンボジア投資委員会(CIB)の代表の支援を受け、農産物加工分野のビジネスチャンスを探るため、このほどカンボジアを視察した。

雲南省商務局の劉傑副局長を団長とする一行は9月25日、プノンペンのCDC本部でカンボジア投資委員会(CIB)のチア・ブティ事務局長に歓迎された。

代表団を前にブティ事務局長は、雲南省の投資家がカンボジアでの直接投資を検討する可能性について、特に、自国市場ですでに確立されている先端技術やその他の付加価値手法を活用した農産物加工に関連する投資について詳しく説明した。そのような投資は、国内需要を満たすと同時に、国際的な輸出を促進する可能性があると述べた。

彼は、カンボジアの透明で予測可能な投資法と、カンボジア王室政府(RGC)が提供する製造業者への優遇措置について詳しく説明した。重要なことは、カンボジアは中国との間で、二国間の民間投資を促進するための具体的な協定を結んでいることである。

ブティ事務局長は、2つの市場間の技術や商品の貿易を促進するために、「産業・技術回廊」と「漁業・コメ回廊」を事前に設立したことを挙げた。CDCはまた、2023年に専門的な「チャイナデスク」を設立し、中国の投資家に助言サービスを提供し、投資のための事前調査やその他の支援を緩和するためだとブティは指摘した。

代表団には、中国の農業、農産業、食品生産セクターの代表のほか、エネルギー、デジタル技術、電子商取引、投資コンサルティング・サービスといった他のセクターの投資家も含まれていた。

代表団のリーダーであるジェイ氏は、先月の初回ツアーは、雲南省に拠点を置く投資家が、今後カンボジア国内での投資の可能性を適切に計画・検討するのに役立ち、また、中国とカンボジアのビジネスの可能性により多くの注目を集めることになるだろうと述べた。