韓国国際協力団カンボジア、外交と気候変動研修プログラムの能力向上

韓国国際協力団(KOICA)カンボジア事務所は、国立外交・国際関係研究所(NIDIR)のトレーナーのための能力開発プログラムの3年目と、プノンペンでの気候変動教育と廃棄物処理・処理に関する能力開発研修の初回という、2つの主要な研修プログラムの出発前オリエンテーションを開催した。
このイベントは、KOICAカンボジアのチェ・ムン・ジョン国別ディレクターが、外務・国際協力省(MFAIC)のキー・ソバンラタナ国務長官、観光省のトック・ソクホム国務長官とともに主導した。オリエンテーションには、MFAIC、商務省、文化・芸術省、NIDIR、プノンペン都庁など各省庁から計30名が参加した。

このオリエンテーションは、カンボジア政府関係者が韓国での研修に備え、韓国の文化や生活についての見識を深め、プログラムの恩恵を十分に受けられるようにすることを目的として行われた。KOICA職員は、カンボジア韓国同窓会(CAMKAA)を紹介し、参加者への期待と行動指針を共有した。

今年で3年目を迎えるNIDIRのトレーナー能力開発プログラムは、将来の外交官を育成するトレーナーのスキルを強化する重要な取り組みである。外交が複雑化するなか、このプログラムは参加者に最新の教育方法論とグローバルな視点を身につけさせ、次世代の外交官の育成に役立てるものである。

同様に重要なのが、今年から始まる「プノンペンにおける気候変動教育と廃棄物処理に関する能力開発」である。プノンペンは気候変動や廃棄物管理などの環境問題に直面しており、このプログラムは参加者に重要な持続可能性の実践について教育することを目的としている。

両プログラムは、カンボジアのようなパートナー国の人材開発(HRD)を強化し、カンボジアの専門家が国の将来の発展のために貴重な専門知識を得られるようにするというKOICAの使命の一環である。

参加者は、KOICAの継続的な支援と研修プログラムに対する熱意に感謝の意を表した。KOICAは、カンボジアが持続可能な成長を促進し、人的資本を強化できるよう引き続き支援していく。