カンボジア国立銀行とVISA、金融セキュリティの更なる強化へ

カンボジア国立銀行(NBC)とアメリカの多国籍決済カードサービス企業であるビザ社(本社:サンフランシスコ)は火曜日、技術開発の進展に伴い金融取引のセキュリティ強化を目的とした協力関係を継続することで合意した。

NBCのチェ・セレイ知事と、Visaのプノンペンのカンボジア担当カントリー・マネージャーであるイヴァナ・トランチーニ氏を伴った、Visaの東南アジア地域担当シニア・バイス・プレジデント兼グループ・カントリー・マネージャーであるアルトゥーロ・プラネル氏率いるVisaのシニア・マネジメント・チームとの会談の中で、双方は、金融およびデジタル・スキルを拡大するための協力を継続する必要性を強調するとともに、相互の利益のために、技術開発の背景が高まる中、取引のセキュリティを強化することに合意した。

Visaの副社長は、NBCが開発した決済システム、特にカンボジアの次世代モバイル決済であるBakongと、カンボジアを訪れる外国人観光客を容易にするために最近開始された’Bakong Tourists App’の進歩に拍手を送った。

プラネル総裁はまた、カンボジアへの外国人観光客の誘致を目的とした新プロジェクトを支援する用意があることを表明し、同時に「リエル」での決済を促進することも表明した。

NBC総裁は、Visaが提案した同国における様々な決済システム構想の支援を歓迎した。

セレイ知事はさらに、カンボジアを訪れる観光客を増やし、安全を提供するための戦略を開発するための強固な基盤を構築することを目的として、観光客の消費行動を分析するために取引データを使用する可能性を強調した。

セレイ知事はさらに、カンボジアが決済システムに接続しているタイ、ベトナム、ラオス、そして近い将来さらに多くの国々で利用可能になる、外国人観光客向けのBakong mobile applicationの利用範囲についても言及した。