カンボジア国立銀行、日本の銀行とQRコードによるクロスボーダー決済の進捗状況について議論

カンボジア国立銀行(NBC)のチェ・セレイ総裁は火曜日、三井住友銀行(SMBC)の内田勝文アジア太平洋(APAC)共同代表兼常務執行役員と、QRコードによる国境を越えた決済システムの接続におけるカンボジアの進捗状況について話し合った。

NBCのチーフと、東京に本社を置く日本の多国籍銀行金融サービス機関である三井住友銀行のAPAC共同責任者に新たに任命された内田氏との会談は、プノンペンで開催された。

セレイ総裁と内田氏は、両国間のQRコードによるクロスボーダー決済システムの接続プロジェクトの進捗状況や、NBCのグリーンボンドへの国際的な積立投資における協力についても協議した。

勝文氏は、ACLEDA Bank Plcへの出資や、カンボジアの経済情勢を分析するための情報収集や調査、戦略策定を行う三井住友銀行の駐在員事務所を通じた、カンボジアの銀行セクターへの三井住友銀行の貢献の進捗状況を評価した。

また、銀行機関への投資や金融業界における熟練労働者の強化を通じて、カンボジアの銀行セクターの発展に貢献するという、同行の長期的なコミットメントを強調した。

セレイ総裁は、三井住友銀行の長期投資の意図を高く評価し、カンボジアと日本の間の投資・貿易活動を後押しするため、既存の駐在員事務所とは別に、金融機関として業務規模を拡大し、直接業務を拡大することを検討するよう奨励した。

カンボジア華人商業協会(CCCA)のロル・ヴィシェット副会長はクメール・タイムズの取材に応じ、「一般的に言って、NBCはカンボジアの持続可能で弾力的な発展のために環境を支援・保護する企業に対してグリーン証明書を発行しており、一方、NBCのグリーンボンドに関する国際的な積立投資における日本との協力は、より多くの企業が環境に配慮した商慣行を採用することをさらに後押しするだろう」と述べた。

アジア銀行協会によると、三井住友銀行は、戦略的買収によって補完される有機的成長を通じて、APAC地域におけるプレゼンスを積極的に拡大している。