カンボジア国立銀行のセレイ総裁、ベトナム投資開発合弁商業銀行の発展を称賛

カンボジア国立銀行(NBC)のセレイ総裁は、金曜日、ベトナム投資開発合弁商業銀行(BIDV)の取締役会を賞賛し、カンボジア投資開発銀行(BIDC)の支援を求めた。

ベトナム最大の商業銀行であるBIDVのファン・ドゥック・トゥ会長とプノンペンで会談した際、セレイ総裁はBIDVの子会社であり、カンボジアの全主要都市とベトナムのハノイ市とホーチミン市に支店を持つBIDCの事業の進展を称賛した。

また、ベトナム国家銀行(SBV)の前総裁であるグエン・ヴァン・ギアウ氏も同席した。

セレイ総裁は、カンボジアで実施される新しいプロジェクトや計画の紹介を歓迎するとともに、BIDVがBIDCにさらなる支援を提供し、アウトプットを最大化するよう奨励した。

彼女は、カンボジアにおける持続可能な金融事業を促進するために、国営銀行が開始した規制の枠組みを一貫して実施することの重要性を強調した。

トゥ会長はセレイ総裁に対し、同国におけるBIDCの15年にわたる業務の進展について説明し、特にカンボジアにおけるベトナムの投資プロジェクトへの融資など、投資成長を促進する資金源としての役割を果たす一方で、両国間の貿易決済の促進に貢献していることを強調した。

BIDV会長はさらに、世界的に経済環境が悪化する中、NBCがカンボジアの金融事業者を促進するために、いくつかの有利な措置や条件を打ち出したことを称賛した。

Macro Computing Solutions Co Ltdのディレクターであるニラジ・グプタ氏はクメール・タイムズの取材に応じ、カンボジアにおける持続可能な金融事業を促進する上で、強固なデジタルインフラと規制遵守が重要であることを強調した。
グプタ氏は、「金融セクターが進化を続ける中、特にデジタル金融サービスの成長に伴い、地方へのサービス拡大を含め、安全で効率的な業務を確保するための基盤インフラの強化が急務となっています」と述べた。

また、セレイ総裁が強調したように、規制の枠組みを一貫して実施することは、銀行セクターが弾力性を保ち、新たな課題に適応する能力を確保するために不可欠であると付け加えた。

「金融機関と規制当局の協力は、経営の強靭性を高めるだけでなく、長期的な経済の持続可能性を支えるデジタル・エコシステムの育成に不可欠です」とグプタ氏は指摘した。

さらにグプタ氏は、金融リテラシーの向上と官民パートナーシップを目指した取り組みが、より広範な経済に利益をもたらす革新的なソリューションの採用を進める上で極めて重要であると強調した。