カンボジアの地域包括的経済連携との貿易額が200億ドルに到達

カンボジアの地域包括的経済連携(RCEP)諸国との貿易額が16.8%急増し、今年最初の7ヶ月間で198.7億ドルに達したことが昨日、商務省の報告書で明らかになった。

カンボジアの貿易総額の62.9%をRCEPの貿易が占めている。

今年1月から7月にかけて、カンボジアはRCEPに51.9億ドル相当の商品を輸出し、前年同期比で13.28%増加した一方、RCEP諸国からの輸入額は146.7億ドルに達し、18%増加した。

この数字は、RCEP圏がカンボジアにとってますます重要な貿易相手国になっていることを示している、と商務省のペン・ソビチャート国務長官兼スポークスマンは述べた。

この貿易圏はカンボジアの経済成長の原動力となっており、海外からの直接投資を呼び込み、新たなビジネスチャンスを生み出している、と同氏は述べた。

「RCEPへの輸出の増加は、市場の重要性とカンボジア製品に対する需要を示しています。カンボジアの経済発展と繁栄に貢献し、前向きな勢いが続くと確信しています」とソビチャート国務長官兼はクメール・タイムズに語った。

貿易協定はまた、輸出用の完成品を生産するための新たな投資をカンボジアに呼び込む触媒でもある。

2022年1月1日に発効したRCEP自由貿易協定は、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムのASEAN10カ国と、中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの貿易相手国5カ国を含むアジア太平洋15カ国から構成されている。
世界最大の貿易圏であるRCEP地域のGDPは合計26.2兆ドルで、世界GDPの約30%、世界貿易の28%、世界投資の32.5%を占める。

フン・マネ首相は最近、カンボジアは他のいくつかの国とも自由貿易協定を交渉していると述べ、関係者や生産者に対し、基準と信頼を維持することで既存の市場を維持するよう促した。

首相はまた、カンボジアを原材料を輸出する国から、国内および輸出市場に供給する半製品や完成品を生産する国へと変革し、それによって人々の生活を向上させる意向を表明した。