カンボジアと日本、包括的戦略パートナーシップを強化

カンボジアのソク・チェンダ・ソフィア副首相は2024年6月28日、日本の柘植芳文外務大臣と外務・国際協力省で会談を行った。
プレスリリースによると、両大臣は、2023年に両国間で確立された包括的戦略的パートナーシップを強化する相互の希望を表明した。

両大臣の話し合いは、二国間、地域、国際的な様々な問題に及び、協力の強化とカンボジアへの日本からの投資誘致に焦点を当てた。

柘植芳文氏は、カンボジアの急速な発展と進化する風景を目の当たりにしたことに喜びを表明。また、カンボジア王国の近年の多大な努力と成果を賞賛し、さらなる協力と成長の可能性を強調した。

副首相と国務大臣は、包括的戦略的パートナーシップの下での合意事項の実施へのコミットメントを再確認し、継続的な協力の重要性を強調した。

ソク・チェンダ・ソフィア副首相は、インフラ整備、人材育成、法整備、地雷除去などの支援を含む日本の長年の援助に謝意を表明した。

また、人材育成の重要性を強調し、カンボジアと日本の関係の豊かな歴史を称えた。また、柘植芳文氏が午前中に開催されたASEAN日本同窓会評議会(ASCOJA)の会合に参加したことに触れ、教育および専門能力開発に対する共通のコミットメントを強調した。

両氏は、新時代におけるデジタルトランスフォーメーションの重要な役割について合意し、カンボジア王国により多くの日本人投資家を誘致するための戦略について話し合った。
さらに、ソク・チェンダ・ソフィア副首相は、カンボジア王国政府の五角形戦略について概説し、持続可能で包括的な成長を達成するための政府のアプローチを強調した。

会談は、両者がカンボジアと日本の関係の将来と、相互の繁栄と発展のための共通のビジョンについて楽観的な見解を表明して終了した。