チア・セレイ総裁、持続可能性債券がカンボジアの排出量目標をサポートすると発言

毎年恒例の日経「アジアの未来」2024フォーラムで、カンボジア国立銀行のチア・セレイ総裁は、アジアはカーボンニュートラルの達成に向けて前進していると述べた。

5月24日に東京で開催されたフォーラムで、カンボジア国立銀行総裁は、「サステナビリティ・ボンド投資スワップ」などのカンボジアの取り組みに触れながら、ネット・ゼロ・エミッションはそう遠くない将来に実現可能であると述べた。

チア・セレイ総裁は、(アジア地域は温室効果ガス排出ゼロを達成できるか)というテーマのパネルにスピーカーとして招かれた。このイベントには、カンボジアのスン・チャントール副首相をはじめ、多くの著名なアジアのリーダーが参加した。

声明によると、チア・セレイ総裁は、カンボジア政府の気候変動目標、ASEAN地域における持続可能な金融の流れと金融協力の促進におけるチア・セレイ総裁の役割について言及した。総裁はスピーチの中で、カンボジアの気候レジリエンスを強化するための資源の必要性を強調し、脆弱な低排出国が新たな気候環境に適応するための国際的支援を促した。

第29回日経フォーラムの傍ら、セレイ総裁はカオ・キム・ホーンASEAN事務総長とも会談した。また、ASEANのデジタル決済統合、金融包摂、持続可能な金融における大きな進展について同事務総長と話し合った。総裁はまた、同事務総長との会談で、この地域の潜在的な成長力を完全に実現するために、この勢いを持続させる必要性を強調した。

カオ・キム・ホーンASEAN事務総長は、「(国境を越えたデジタルの相乗効果)をテーマに講演した: アジア太平洋協力の強化」と題して講演した。ホーン事務局長は、デジタル技術がASEANのイノベーション、生産性、経済成長の新たな原動力になっていると述べた。また、野心的なASEANデジタル経済枠組み協定の交渉は2025年に締結されるだろうと述べた。

デジタル経済枠組み協定協定が締結されれば、この地域のデジタル経済は2030年までに倍増し、2兆ドルに達する可能性があると同氏は述べた。