カンボジアと米国、オンライン詐欺対策での協力強化に合意

カンボジア国家警察長官のサール・テット将軍と退任する駐カンボジア米国大使のパトリック・マーフィー氏は、具体的な情報交換を通じてオンライン詐欺との闘いにおける協力を強化することに合意した。
両者は2024年5月10日に内務省で行われた表敬会談でこのように述べた。

会談の中で、サール・テット将軍は駐カンボジア米国大使と代表団の表敬訪問と別れの挨拶を歓迎し、感謝した。

パトリック・マーフィー氏は、カンボジア国家警察が、タスクフォースをメカニズムとして、あらゆる種類の犯罪との闘いにおいて、米国の法執行部隊と協力し、多くの目覚ましい成果を上げていることに感謝と御礼を述べるとともに、カンボジア国家警察が、大使館員、大使館住居、カンボジアに滞在する米国人に安全と安心を提供していることに御礼を述べた。

これに対し、サール・テット将軍もまた、あらゆる種類の犯罪と闘うために協力しているカンボジア国家警察の努力の現実を目の当たりにし、賞賛と感謝の意を表した。

同時に、国家警察本部長と駐カンボジア米国大使は、予防と取り締まりにつながる具体的で明確な情報の交換を通じて、オンライン詐欺との闘いにおける協力を強化すること、特に、これらすべての犯罪の背後にあるネットワークを訴追することでも合意した。

今回の会談で、双方は、カンボジア国家警察官に関する能力開発訓練を中心に、犯罪との闘いにおける協力を確立することに合意し、米国側は、米国政府によって開始された国内および国際的な訓練イニシアティブにおいて、カンボジア国家警察官の訓練を引き続き支援する。