カンポット港、第3四半期に開港

アジア開発銀行(ADB)からの融資により建設されたカンポット国際観光港は、2024年第3四半期に操業を開始し、タイやベトナムとカンボジアを結ぶクルーズ船のゲートウェイとしての役割を果たす。

港の建設は、大メコン圏(GMS)における包括的成長のための観光インフラ開発プロジェクトの一環として行われた1,000万ドル以上のADB融資によって賄われた。

開港の遅れに対する批判を受け、土曜日にペン・ポネア公共事業・運輸大臣が開港に関する最新情報を発表した。

ポネア大臣は、政府とADBとの協定に基づく官民パートナーシップの枠組みで港を運営する会社の選定が遅れたため、開港を早めることができなかったと述べた。

ポネア副総裁は、開港後は州経済に貢献するだろうと述べた。

「ひとたび港が稼働すれば、地域の他国とつながる新たな国際港湾の創設や、地元住民や企業への雇用機会の提供、収入増など、多くの恩恵をもたらすでしょう」とポネア副総裁は述べた。

「また、カンボジア政府の観光振興政策にも合致するものです」と大臣は付け加えた。

港の持続可能性を確保するため、開港に先立ち、より深く広い水路の掘削、航行補助装置の設置、安全インフラに関するさらなる工事が完了する予定であると大臣は述べた。
これらの措置により、観光港は国際的な技術基準を満たすことになる、とポネア副総裁は述べた。

国の沿岸地方のひとつに位置するこの港は、南の島々への観光客の輸送やカンポットと世界を結ぶ重要な国際水路となり、地元の観光セクターを後押しする。

カンポット州観光局のソイ・シノール局長は、「この港は、カンポット州への観光客誘致に重要な役割を果たすだろう。」

「港はカンボジアの海岸沿いの旅行を容易にし、近隣のベトナムやタイからのクルーズ船が港に停泊できるようになります」とシノール局長はクメール・タイムズに語った。