ICC-アンコール/サンボール・プレイ・クック第38回技術会議が開幕

アンコール遺跡とサンボール・プレイ・クックの保護と発展のための国際調整委員会は、2024年3月14日午前、第38回テクニカル・セッションを開始した。
会議では、共同議長を務める谷内一智・在カンボジア日本国大使館次席公使と、ピエール・ヴァンサン・在カンボジア・フランス大使館協力・文化担当参事官が挨拶した。

スピーチの冒頭、一友日本大使館次席公使は、アプサラ国家庁によると、日本が30年以上にわたってアンコール遺跡に関わってきた仕事の一部を振り返った。
彼によると、1994年以来、日本はアプサラ国家機関と協力し、アンコール地域のいくつかの修復現場で作業を行ってきた。最も顕著な成果は、アンコールワットの西側の土手道の修復で、2つの段階があり、2023年12月に正式に開通した。

同時に一友は、サンボール・プレイ・クック遺跡での協力についても言及し、カンボジアの遺産を持続可能な形で保存するために、協力は永遠に続くと述べた。

なお、2024年3月15日には、第38回技術会議のほかに、ジャック・ペレ駐日フランス大使と上野淳駐カンボジア日本大使が議長を務める全体会議も開催される。正式会議に先立ち、保全と持続可能な開発分野の専門家チームが、アンコール遺跡とサンボール・プレイ・クック遺跡のいくつかの場所を訪れ、アンコール憲章の一般原則に従った作業の監視、検討、勧告を行いました。