カンボジア米穀連合会の報告によると、カンボジアは今年1月に前年比25.2%増の46,221トンの精米を輸出した。この結果、1月の米輸出による財政収入は前年比13%増の3,260万ドルとなった。
同国は42の国と地域に出荷した。世界食糧計画とUSAIDが2023年12月に発表した報告書「市場と季節のモニタリング・アップデートによると、2023年のインドからの米輸出禁止は、カンボジアへの波及効果を含め、世界的に重要な影響を及ぼしている」という。
2023年初頭からエルニーニョによる国内生産の減少の影響を受けたインドは、2024年半ばまで米の輸出制限を維持する可能性が高い。この制限により、世界市場では米不足が懸念され、米価は15年ぶりの高値を更新している。世界市場で米がより良い価格で取引されることは、カンボジアにとって良いことだと専門家は述べた。
カンボジア米穀連合会のデータによると、カンボジアからのコメのトップバイヤー(輸出総量の54%を占める)はEUで、25,005トンを購入している。次いでASEAN諸国が11,999トン、中国とその自治区が5,171トンを購入している。CRFの報告書によると、ヨーロッパ、ASEAN、中国以外のその他の仕向地は、カンボジアから合計4,046トンの米を輸入した。
しかし、専門家によると、カンボジア国内の米価は輸出の増加によりわずかな影響を受けている。「一般的には、カンボジアの米輸出は良いことだと思います。しかし、いくつかの場所では、通常よりも若干高い価格につながるいくつかの不足が見られた」とNGOフォーラムのエグゼクティブディレクター、スン・サロウン氏はクメールタイムズに語った。
世界食糧計画の2023年12月の報告書によると、カンボジアの米価指数は前年比1.6%上昇した。白米はまだ緩やかな価格であったが、2023年12月の混合米の価格は32.7%上昇した。専門家はまた、政府は灌漑システムにもっと投資するべきだと考えている。「稲作は大量の水を必要とするため、既存の小河川や河川の水管理を改善することで、小さな土地を所有する農家を助けることができる」と研究者は語った。