フン・セン最高会議議長が岸田首相を表敬訪問

岸田文雄首相は1月11日、来日中のフン・セン・カンボジア王国国王最高評議会議長の表敬を約20分間受けた。表敬訪問の概要は以下の通り。

表敬訪問には、日本側から守屋洋内閣官房副長官ほか、カンボジア側からフン・メニー公務員大臣らが出席した。

会談の冒頭、岸田首相は、カンボジア王国国王陛下最高会議議長であるフン・セン氏の来日を歓迎するとともに、カンボジアとの二国間関係および地域的・国際的な協力関係の強化に向けて協力したいとの意向を表明した。これに対し、フン・セン氏は、フン・マネ首相と岸田首相のリーダーシップの下での両国間の協力関係の進展を歓迎した。

二国間協力において、岸田首相は、デジタル分野、コネクティビティの強化、安全保障分野、カンボジアの民主的発展における協力に意欲を示した。また岸田首相は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、ミャンマー情勢、ロシアのウクライナ侵略、イスラエル・パレスチナ情勢など、様々な地域・国際問題での協力に意欲を示した。

これに対しフン・セン氏は、カンボジアへの日本の貢献に謝意を表明するとともに、今後も二国間関係を強化し、地域的・国際的な場において日本との協力を続けていく考えを表明した。