2023年の国際米価は21%上昇

気候変動への懸念とインドの輸出規制の影響を受け、国際米価は昨年21%上昇したと国連食糧農業機関が発表した。

12月の国連食糧農業機関全米価格指数は11月の水準を1.6%上回った。
インディカ米の相場がこの上昇を下支えし、アジアの一部のバイヤーによる買い付けと、インドの輸出規制とベトナムの逼迫した供給能力による輸出業者間の競争減少に対応して上昇した。

「米指数によると、2023年の米の国際価格は年間21%の上昇を記録したが、これは主にエルニーニョによる米生産への影響への懸念とインドによる輸出制限の余波によるものである」と国連食糧農業機関は付け加えた。

カンボジア産米のキログラム当たりの輸出価格は、過去5年間着実に下落している。2021年の輸出価格は1kgあたり0.67米ドルで、2016年の価格から0.14米ドル減少した。

この下落傾向は今後数年間も続くとみられ、2023年の輸出価格は1kgあたり0.64米ドル、2024年には0.62米ドルになると推定される。