カンボジアと日本、友好協力関係のさらなる発展を誓う

カンボジアと日本は、著名人が出席したレセプションで友好70周年記念式典を終え、緊密な友好と協力関係をさらに発展させることを誓った。
プノンペンの日本大使館は金曜日、日本とカンボジアの友好70周年を記念するレセプションを開催した。

大使公邸で開催されたこのイベントには、ソク・チェンダ・ソフィア外務・国際協力大臣、ローラ・マム・カンボジア日本親善大使をはじめ、政府高官や外交官数名が出席した。

両国関係は今年「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされ、国交樹立の日である1月9日に両首相・外相による祝賀メッセージの交換が行われ、新たなパートナーシップがスタートした。

植野篤志カンボジア日本大使はスピーチの中で、カンボジアで70以上のイベントが開催され、この記念日が祝われたことを強調した。

「これらのイベントは年間を通して開催されました。このようなイベントを通じて相互理解を深めることができ、その結果、両国の関係はこれまで以上に緊密なものとなりました」と述べた。

また、両国の関係は、国交樹立記念式典が成功裏に終了したからといって終わるものではないと指摘。

「今年の成果を土台に、次の10年、そしてそれ以降も両国関係をさらに発展させていく必要がある」と述べた。
日本・カンボジア修好70周年記念事業実行委員会の共同代表を務める植野篤志は、カンボジアで今年、38年ぶりに首相が交代するという「政治的な大きな節目」があったことに言及。

「言うまでもなく、国際社会は今、様々な局面で困難に直面しており、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持する決意を示すことが極めて重要である」と述べた。

「また、デジタル社会の進展や、気候変動や感染症の脅威といった地球規模の課題への対応の必要性など、日本とカンボジア両国が直面する課題はますます多様化・複雑化しています」と付け加えた。

フン・マネ首相は、来週東京で開催される日・ASEAN首脳会議に出席するため、初来日する。

植野篤志は、フン・マネ首相の訪日が、両国にとって強い信頼と友好関係を再確認する「極めて重要な機会」になるとの考えを示した。
「また、この70周年という節目を踏まえ、日本・カンボジア関係の更なる発展の方向性を示す重要な機会ともなる」と述べ、日本はフン・マネ首相及び同内閣と共に、パートナーとして協力関係を強化し、相互の更なる発展を促進し、地域や国際社会の課題に取り組んでいきたいと付け加えた。

チェンダ・ソフィア氏は、「カンボジアと日本は、困難や不確実性にもかかわらず、二国間および多国間の枠組みの下で、良好な関係と協力を維持してきた」と述べた。

「政治、防衛、経済、インフラ、教育、人的交流など、様々な分野で相互利益を享受してきた」と述べた。

また、2年足らずの間に5回の首脳会談を行うなど、両国間で頻繁にハイレベルの訪問や交流が行われていることにも言及した。

また、フン・マネ首相の日本訪問は、「相互の政治的信頼の強化に貢献するだろうと強調した。また、貿易の増加や日本からのカンボジアへの多額の投資の中で、両国間の経済的な結びつきも強くなっている」と述べた。

チェンダ・ソフィア氏は、防衛・安全保障協力や人的関係における緊密な協力関係を強調し、カンボジアの和平プロセスに対する日本の貢献に感謝の意を表した。

彼は、カンボジアと日本が多国間の枠組み、国連、ASEAN-日本、メコン-日本の枠組み、日・ASEAN友好協力50周年記念首脳会議の下で協力していることを指摘した。

「カンボジアは、日本や他のASEAN加盟国と協力し、具体的な成果とともにサミットを成功させる用意がある。カンボジアは、日本や他のASEAN加盟国と協力し、このサミットが具体的な成果とともに成功するよう努力する用意があります」と述べた。

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