カンボジア、トマーダー検問所でタイ国旗に抗議

カンボジアは、プルサット州のトマーダー国際国境検問所付近にタイ国旗が掲揚されたことについて、タイに対し強く抗議しました。

カンボジア側は、この行為がカンボジアの主権および領土保全を侵害するものであり、国境沿いの緊張をさらに高めるおそれがあると述べています。

政府報道官のペン・ボナ氏は記者会見で、プノンペン政府が正式に強い抗議を申し入れたと述べました。

これは、9月30日にタイ軍がタイの僧侶らを伴い、プルサット州ヴェアル・ヴェン郡にあるトマーダー国際国境検問所周辺にタイ国旗を掲揚したことを受けたものです。

「これは、タイが自国の国旗を利用して、カンボジア領土を不法に占拠していることを主張する、さらなる事例である」とボナ氏は述べました。

ボナ氏によると、カンボジア政府は、この行為が主権および領土保全の侵害に当たると考えています。その根拠として、1904年のフランス・シャム協定および1907年の条約に基づき、国境画定委員会が作成した縮尺20万分の1の地図を挙げています。

カンボジア外務・国際協力省は、10月2日付のプレスリリースで、カンボジア政府は今回の行為について、2000年6月14日に署名された「カンボジアとタイ間の陸上国境の測量および画定に関する覚書」の第5条にも違反するとみなしていると発表しました。

「カンボジア王国政府は、タイに対し、このようなすべての違法行為を停止し、一方的な行動をこれ以上行わないよう求めるとともに、緊張緩和に努め、相互信頼を促進し、国境沿いの平和と善隣関係を維持するよう要求する」と同氏は述べました。

プノンペン政府は、平和的な対話への取り組みを表明するとともに、国際的な国境は決して武力によって変更されてはならないと強調しました。また、植民地時代に画定された国境を守るという断固とした姿勢を維持しています。