タイに到着した複数のカンボジア人旅行者が、空港で入国を拒否されたと報告している。彼らによると、入国審査の際にタイの入国管理当局により一晩拘束され、直ちに帰国便の航空券を購入するよう求められたほか、約1,000バーツのサービス料を支払うよう求められたという。
身元が明らかにされていない旅行者らは、クメール・タイムズの取材に対し、入国審査の段階で止められた後、空港内の待機室に一晩留め置かれ、翌日になって自国へ戻るよう指示されたと語った。
一部の旅行者は、入国拒否の理由について明確な説明を受けなかったと主張しており、最近続くカンボジアとタイの国境問題による緊張と関係している可能性を指摘している。
また、同じ空港ではインド人観光客のグループも同様の入国制限を受けたと報告されている。カンボジア人およびインド人の訪問者はいずれも、サービス料として約1,000バーツ(約30ドル)の支払いを求められたとされる。
旅行者らは、こうした対応により航空券の追加購入や手数料の負担が発生し、さらに出張や旅行の予定変更を余儀なくされるなど、個人および仕事の計画に大きな支障が出ていると訴えている。
今回の報告は、両国の国境を巡る緊張が続く中で、カンボジア人旅行者の間で懸念が高まっている状況の中で明らかになった。旅行者の中には、ここ数か月の間に同様の事例が報告されていると指摘する声もある。ただし、カンボジアの旅行当局は、これらの報告について現時点で公式な声明を発表していない。
一方、旅行代理店はタイへの渡航を予定しているカンボジア人に対し、ビザ条件の確認や、往復航空券などの証明書類を事前に準備するよう呼びかけている。カンボジアのある旅行代理店はクメール・タイムズに対し、「タイ行きの航空券を購入することは可能だが、入国が保証されるわけではない」と述べた。