カンボジア指導者、1,000万ドル規模の国産タブレット製造プロジェクトを支持

カンボジアのフン・マネ首相および政府高官らは、同国初となる国産ブランドのタブレット端末の発売を目指す新たな国内テクノロジー事業への支持を表明した。

KH Haitech社およびSAM SNグループの社長であるサム・ソクノウン氏は、3月4日にプノンペンで開催された「ASEANカンボジア・ビジネスサミット2026」において、同社の新しい端末を披露した。首相の議長の下で開催された同サミットは、カンボジア国内に電子機器組立工場を設立するという同社の意欲的な計画を紹介する場となった。

展示ブースを訪れたフン・マネ首相は、同社に対し製造計画の加速を促した。首相はまた、「クメールブランド」の製品を開発する地元起業家を政府として支援していく姿勢を改めて示し、この取り組みが同国のデジタルトランスフォーメーションに向けた重要な一歩になるとの認識を示した。

ソクノウン氏はさらに、フン・マニー副首相およびヘン・ソール労働・職業訓練大臣が展示を訪問したことに謝意を表明した。国内トップ指導者からの評価が、国内生産拠点の確立に向けた自身の取り組みを大きく後押ししていると述べた。

同プロジェクトでは、電子機器組立工場の設立に約1,000万ドルを投資する計画だ。この取り組みはカンボジアの「インダストリー4.0」戦略に沿ったもので、国内市場に手頃な価格のデジタル機器を提供することでデジタル格差の解消を目指す。

タブレットは外国ブランドのフランチャイズではなく、カンボジア独自のブランドとして展開される予定だが、技術面では国際的な電子機器大手ハイアール・グループの子会社であるHaitechの技術を活用する。

ソクノウン氏によると、この取り組みの背景には、特に学生の間で高まるデジタル機器への需要があるという。

工場の初期段階では約1万台の生産を見込んでおり、オンライン学習やデジタル活動に必要な手頃な端末として、学生やインフォーマル経済で働く人々が利用しやすい設計となる。

同氏は、このプロジェクトが「メイド・イン・カンボジア」の技術を通じて国民の誇りを育むことを目指していると強調した。国内に製造拠点を設けることで、電子機器の輸入依存を減らすとともに、成長するテクノロジー分野での高度人材の雇用創出にもつながると期待されている。