アジアの株式市場は水曜日、週初の好調な動きの後、米国の消費者データの弱さを受けて上下に変動しました。このデータは追加利下げの可能性を後押しする一方で、世界最大の経済への懸念も高めました。
この動きは、ウォール街での不安定な一日の流れに続くもので、テクノロジー企業は人工知能(AI)関連の巨額投資や高評価の懸念を背景に最近の上昇分を一部取り崩しました。トレーダーたちは、この日後半に発表される重要な雇用統計や週末のインフレ指標を注視しており、3月の米連邦準備制度理事会(FRB)の政策会合に向けた方針を占う材料となる見込みです。
米商務省によると、12月の小売売上高は前月比ゼロで、11月の0.6%増から伸び悩みました。この数字は、FRBが1月に3回連続で利下げした後、次回の利下げを検討する余地を提供しました。しかし同時に、経済成長の主要要因である米国消費者の心理が慎重であること、経済のさらなる弱さを示唆しています。
過去に市場を押し上げてきた「悪いニュースは良いニュース」という格言も、もはや当てはまらない可能性があると分析されています。SPIアセットマネジメントのスティーブン・イネス氏は、「市場はもはや、データが弱いからといって自動的に株価が上がると反応するわけではない。AI関連のヘッドラインリスクに対する不安が表面下で明らかに高まっている」と指摘しました。
トレーダーは今年3回の利下げの可能性を見込んでおり、そのうち2回は既に市場価格に織り込まれているとブルームバーグは報じています。ウォール街ではダウ平均が記録を更新した一方で、S&P500とナスダックは下落し、特にテクノロジー企業が主な下落要因となりました。
アジア市場はやや堅調で、香港、シドニー、ソウル、台北、マニラは上昇しましたが、上海、シンガポール、ウェリントンは下落しました。東京は祝日のため休場でした。また、中国の消費者物価指数が先月緩和したデータには大きな反応は見られませんでした。
トレーダーたちは、AI分野で企業が数千億ドル規模の投資を行っているものの、当面はリターンが見えない可能性があることに警戒しています。この懸念は、Googleの親会社アルファベットが24時間以内に300億ドル以上の債務を調達し、AI能力強化を目指すニュースにより一層強まりました。