中国の野心的な一帯一路構想は、カンボジア経済を活性化させ、同国を前例のない発展へと導き、国民の生活を向上させる構えだ。
副首相兼閣僚会議事務局担当大臣であるヴォンゼイ・ヴィソート副首相は、通過する国々の変革を約束するこの注目のイニシアティブを高く評価した。
「カンボジアは一帯一路構想から多くの恩恵を受ける機会があり、物理的なインフラを構築し、貿易と投資を促進し、観光分野を通じて人と人とのコミュニケーションを図ることができます」とヴィソート副首相は述べた。
同国における一帯一路構想プロジェクトの中には、真新しいシェムリアップ・アンコール国際空港がある。その他にも、シアヌークビル経済特区、水力発電所、プノンペン-シアヌークビル高速道路、シェムリアップ・アンコール国際空港、モロドク・テチョ国立競技場、道路・橋、病院、地方給水など、注目すべきプロジェクトがある。
「このプロジェクト（シェムリアップ・アンコール国際空港）は、3番目のメガ一帯一路構想プロジェクトです。中国からカンボジアに大規模なプロジェクトがもたらされることを期待しています」と、ヴィソート副首相は語った。
2013年に中国が発案した一帯一路構想は、シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードを意味し、古代のシルクロード交易路の上やその先で、アジアとヨーロッパ、アフリカを結ぶ貿易とインフラのネットワークを構築することを目指している。
駐カンボジア中国大使のワン・ウェンティエン氏は、わずか10年の間にカンボジアと中国の人々の生活に大きな変化をもたらした一帯一路構想協力について賞賛した。
シアヌークビル経済特区、プノンペン-シアヌークビル高速道路、シェムリアップ・アンコール国際空港、モロドク・テチョ国立競技場、ロワーセサンII水力発電所などの成功例を挙げ、ウェンティアン氏は、生産能力、貿易投資、農業、インフラストラクチャーにおける協力の拡大を評価した。
「中国とカンボジアの外交関係樹立65周年と中国・カンボジア友好年の節目にあたり、中国とカンボジアが緊密に協力することで、一帯一路構想協力をさらに推し進め、新時代に未来を共有するこれまで以上に活力ある共同体を発展させ、我々が大切にしている友好の伝説に新たな章を加えることを確信する十分な理由がある」と中国大使は述べた。
