中国の非政府組織は、カンボジアの恵まれない学生に対し、自転車2,500台と「パンダ・パック」21,600セットを寄贈した。

中国農村発展基金会(CFRD)は木曜日、学用品などが入ったパンダ・パックと自転車を、恵まれない学生への配布を目的としてカンボジアの学校に提供した。CFRDは現地パートナーである市民社会連盟フォーラムを通じ、プノンペンで行われた式典において、受益校に寄贈品を引き渡した。式典には、カンボジアの常任副首相兼官房大臣のヴォンセイ・ヴィソット氏と、駐カンボジア中国大使のワン・ウェンビン氏が出席した。

ヴォンセイ・ヴィソット氏はあいさつの中で、プノンペンおよび12の州にある計128校の恵まれない学生が、今回の寄贈の恩恵を受けると述べた。また、「これらの貴重な贈り物は、友情、連帯、人道主義の精神を象徴するものであり、中国の人民と政府からカンボジアの人民と政府への愛情と支援を示している」と語った。

ワン・ウェンビン大使は、中国とカンボジアの非政府組織が強固な協力関係を築き、農村地域の人々や学生の生活向上、教育、交通インフラ、清潔な水、衛生、保健分野の改善に取り組んでいる点を高く評価した。そのうえで、今回のCFRDによる寄贈は、中国国民がカンボジアに寄せる深い友好の情と支援を明確に示すものだと述べた。

受益校の代表者らは、寄贈された自転車とパンダ・パックは、恵まれない状況にある学生にとって非常に価値の高いものであるとして、心からの感謝の意を表明した。