バムナン・アカデミー、シリコンバレーの「Plug and Play(プラグ・アンド・プレイ)」投資に選出 カンボジア初のスタートアップとして快挙

カンボジア郵便・電気通信省は、シリコンバレー拠点のスタートアップアクセラレーター「プラグ・アンド・プレイ・テック・センター」から、バムナン・アカデミーがカンボジアで初めて投資支援先として選ばれたことを受け、祝意を表した。これは同国のデジタル革新エコシステムにおける重要な節目となる。

この発表は、カンボジア・デジタル・アワード2025の式典の場で行われ、同社は86のスタートアップや企業の中から優秀な成績を収め、郵便・電気通信省大臣賞も受賞した。今年の式典には、政府高官、ASEAN各国のデジタル系スタートアップ、そして約27カ国からの国際ゲストが参加した。

郵便・電気通信大臣のチア・ヴァンデス氏は、プラグ・アンド・プレイの決定はカンボジアのスタートアップの成長能力を示すものだと述べ、
「今回の投資は、優秀な起業家が国内外で成長の機会を掴める環境づくりに向けた、私たちの共同の努力の成果を示しています」と称賛した。

また、フィリピン情報通信技術省(DICT)のデイビッド・L・アルミロル次官は、イベント中にJobifyとBamnangの2社に対し、それぞれ1万ドルの支援金を授与した。

プラグ・アンド・プレイは、企業価値10億ドル超のユニコーンへと成長するスタートアップを支援してきた世界有数のアクセラレーターとして知られ、これまでに約30社以上のユニコーンの誕生を後押ししている。Googleの初期成長期を支援したことでも有名であり、そのグローバル・エコシステムは有力投資家、大手企業、世界的メンターとスタートアップを結びつけ、急速な成長と大胆なイノベーションを可能にしている。

バムナン・アカデミーは、アメリカン大学プノンペン(AUPP)および米国で学んだ3名の元学生によって設立された。