カンボジアの保険業界は、今年8月の総保険料収入が 3,520万ドル に達し、前年同月の 3,220万ドル から 9.24%増加 したことが、カンボジア保険監督当局(IRC)の報告書で明らかになった。
報告書によると、生命保険の保険料収入は 4.23%増 の 1,960万ドル に達し、一般保険は 16.28%増 の 1,550万ドル となった。
一方、保険会社が支払った総保険金額は 970万ドル で、前年同月の 610万ドル から 57.6%減少 したという。
カンボジア保険監督当局(IRC)の ブ・チャンフィルー局長 は、カンボジアの保険業界が引き続き顕著な成長とガバナンスの改善を示していると強調した。
「保険普及率や保険密度の数値から見ても、カンボジアの保険市場にはさらなる成長の余地があることがわかります」と述べた。
また、同氏は「保険分野における法の支配を強化し、国民の信頼を築き、保険を誰もが利用できる金融保護の手段として定着させる」という IRC の取り組みを改めて表明した。
IRC は、保険業界の促進と国民の信頼構築に積極的に取り組んでおり、人々が保険制度の法的プロセスやその利点を理解できるよう支援しているという。
さらに、教育資料の普及や規制枠組みの強化にも力を入れ、地域・国際基準に沿った長期的な安定性と保険会社・民間年金運営者のレジリエンスを確保している。
現在、カンボジアには 59 の認可保険事業者 が存在し、その内訳は以下の通りである:一般保険会社:17社,生命保険会社:12社,マイクロ保険会社:8社,再保険会社:2社,保険ブローカー:16社,損害査定業者:4社.