カンボジアと日本の航空便サービスに関する覚書が締結されました

カンボジア民間航空局(SSCA)と日本の国土交通省は、カンボジアと日本間の航空便サービス運営に関する覚書に署名しました。

この覚書は、SSCA担当大臣の毛・ハヴァンナル氏と日本の省庁の高官が、プノンペンで署名しました。

SSCAの国家秘書兼報道官であるシン・チャンセレイ・ヴタ氏は月曜日、この覚書の目的はカンボジアと日本間の航空便の運航にあると述べました。

航空サービスは、カンボジアの国家航空会社であるエア・カンボジアが運航すると、同氏は述べました。

クメール・タイムズとのインタビューで、ヴタ氏は「短い議論の中で、日本側にカンボジアの国家航空会社であるエア・カンボジアが、中国で1回乗り継ぎを行い、カンボジアから日本の大阪と東京の都市への航空サービスを開始したいと要請しました」と述べました。

航空サービスを開始する前に、さらに手続きを合意する必要があると、同氏は述べました。

カンボジアと日本間の直行便サービスは、かつて日本の全日空(ANA)が運航していたが、新型コロナウイルスパンデミック中にサービスが一時停止された。
カンボジアは、日本の政府と民間セクターから支援を求め、ANAにカンボジアと日本間の直行便サービスを再開するよう促している。

しかし、市場状況のため、ANAによる直行便サービスの再開は依然として実現していない。

「サービスが再開されれば、カンボジアの国家航空会社によるカンボジアと日本間の航空便サービスの再開となる」とヴータ氏は述べた。

この進展は、カンボジアが航空インフラの拡大と近代化を継続している中で起こっている。これには、新たなテチョ国際空港の建設が含まれており、同空港は地域の中核空港となる予定だ。

これらのインフラ整備と堅固な国際協定は、カンボジアの長期的な航空成長戦略にとって不可欠だ。

SSCAの報告書によると、2025年1月から5月までの期間にカンボジアは合計304万人の航空旅客数を記録し、前年同期比18%の増加となりました。

国際線と国内線の航空会社は、今年1月から5月の期間にカンボジアの3つの国際空港に合計27,670便を運航し、前年同期比14%の増加となりました。

新たな空港施設と急成長する観光セクターを背景に、カンボジアは2025年に750万人の航空旅客数を記録し、2024年比で20%の増加が見込まれています。

観光省の統計によると、同国は昨年、日本からの観光客が11万2,718人を記録し、2023年の8万4,411人から30%増加しました。