概要:在カンボジア日本大使館は、国立防衛アカデミーのカンボジア同窓会を設立し、20 年以上にわたる日本とカンボジアの軍事教育協力関係を強化しました。
在カンボジア日本大使館は、両国の防衛関係における重要なイベントとして、国立防衛大学(NDA)のカンボジア同窓会を設立し、20年以上にわたる両国の軍事教育協力関係を祝いました。
式典は、陸上自衛隊の森下康則幕僚長が公式訪問中だった月曜日に、プノンペンの日本大使公邸で植野大使が主催して開催されました。
また、国防省のフオン・シパン事務次官、軍高官、NDA のカンボジア人卒業生も出席しました。
植野大使は、NDA とカンボジアの提携の始まりについて、2000年11月に、当時の副首相兼国防大臣であったティー・バン氏が、日本の防衛庁に対して、カンボジアの学生をその一流の軍事機関に受け入れるよう要請したことを振り返りました。
「陸軍士官学校の学部への受け入れは2004年に始まり、2025年3月までに、合計28人のカンボジア人学生が陸軍士官学校を卒業しました」と大使は述べました。
大使は、卒業生の職業上の成功と、カンボジアの軍事指導力および国際協力への貢献を称賛しました。
「防衛大学校を卒業したカンボジア人学生たちは皆、非常に有能で才能に恵まれています」と植野大使は述べました。「カンボジアに戻った彼らは、カンボジア王国軍や国防省で重要な役職に就いています。現在、彼らは日本とカンボジアの防衛交流をはじめ、さまざまな分野で活躍しています」
彼らの功績は、先ごろ開催されたハイレベル会合でも評価されました。「彼らの成功と積極的な活躍は、先月末に石破茂首相とフン・マネ首相が日本を公式訪問した際、首脳会談でも話題になりました」と付け加えました。
植野大使は、新たに再発足した同窓会が二国間の防衛関係を強化すると述べた。「本日発足したNDAカンボジア同窓会が、日本大使館、カンボジア王国軍、国防省、およびNDAのカンボジア人元学生の間で関係をさらに深めることを確信しています」
同大使は、日本の継続的な支援を約束した。「日本大使館は、定期的な同窓会を開催することで、同窓生間の関係を維持・発展させるため、NDA カンボジア同窓会の活動を全面的に支援する」と述べた。
シファン将軍は、NDA 同窓会の設立について、カンボジアの日本大使館を通じて日本政府が支援してくれたことを誇りに思うと述べた。これは、カンボジアと日本の、特に国防分野における友好、連帯、協力の強さを示すものであると述べた。
シファン将軍は、カンボジアの軍事学生に高度な研究と技能向上のための奨学金を提供している日本政府に感謝の意を表した。同氏は、奨学金の数は毎年徐々に増加していると指摘した。これらの軍事卒業生は、カンボジアと日本の二国間関係の強化と防衛協力のさらなる発展に重要な役割を果たしてきた。