カンボジアと日本、シアヌークビル港を貿易ハブに変える

公共事業運輸省(MPWT)と国際協力機構(JICA)は金曜日、カンボジア最大の港湾であるシアヌークビル自治港(PAS)を地域港湾と物流センターに発展させる基本計画について話し合った。

会議は、プノンペンにおいて、ペン・ポネアMPWT大臣と日本のサンジョウ アキヒト国土交通省インフラ整備・管理局長が主宰した。

MPWT大臣は挨拶の中で、この会議はPASを地域港湾・物流センターにするためのマスタープランを作成するために開催されたと述べた。「この構想は、カンボジアの物流システムを拡大し、その能力と質を向上させることを目的としています。」

ポネアはさらに、PASの運営能力とサービス内容を大幅に向上させ、より強固で効率的なものにすることが目標だと説明した。「これにより、輸送コストを下げ、地域の主要港に対する競争力を強化することができる」と述べた。

彼は、これらの努力は、2050年までにカンボジアを高所得国に変貌させるというビジョンに沿い、国民経済の発展に貢献するだろうと付け加えた。

その前日、MPWTのヘン・ナン国務長官も、明仁氏およびJICA技術チームと会談し、このプロジェクトの戦略的展開と実施手順に焦点を当てたマスタープランの準備について話し合った。

MPWTの発表によると、この会合は、PASを地域の港湾・物流ハブに変貌させることを目的としたマスタープラン策定のロードマップを示すJICAの詳細計画調査の結果を検討する最初の集まりとなった。

マスタープランは、2025年度の技術協力プログラムに盛り込まれることが日本政府によって承認され、地域港湾・物流ハブの開発推進に向けた重要な一歩となった。
1月22日に発表されたMPWTの年次報告書によると、PASが2024年に取り扱ったコンテナ貨物は約960万トンで、前年の789万トンから21.67%増加したことが、同省の年次総会で明らかになった。

この年次報告書はさらに、カンボジア最大の海港の純利益が24.12%増加し、約2023年の8,894万ドルから大幅に増加した約1億1,038万ドルに達し、力強い成長と業績を反映したことを強調した。