カンボジア関税・物品税総局(GDCE)と在カンボジア米国商工会議所(AmCham Cambodia)は、カンボジアにおける米国企業の貿易・投資機会を強化するための生産的なワーキングディスカッションを開催した。
会議はGDCEのクン・ネム事務局長とAmChamカンボジアのケイシー・バーネット会長が共同議長を務め、関係者や民間企業が参加した。
AmCham Cambodiaは、米国からの投資を誘致し、両国間の商品交換をさらに促進するために、ビジネス・投資環境を引き続き改善することを提案した。
ケーシー氏は、関税制度の改革と近代化におけるGDCEの功績を高く評価し、米国からのカンボジアへの投資誘致に貢献した。
彼はまた、GDCEと民間部門との間のサブワーキンググループへの参加を要請し、5月にシアヌークビル国際港で行われるAmChamカンボジアのスタディーツアープロジェクトに対するGDCEの支援を求めた。
ケーシー氏は、税関手続きの簡素化と技術システム利用の効率化を通じて、税関手続きを合理化し、効率性を向上させるためのGDCEの進行中の取り組みについて概説した。
これらの改革には、E税関、ナショナル・シングル・ウィンドウ・システム、認定経済事業者(AEO)プログラム、到着前処理(PAP)、関税評価データベースシステム(CVDS)、税関-民間パートナーシップ・メカニズムの開発が含まれる。
「これらのイニシアチブは、民間部門にとって公平で公正な投資とビジネス環境を促進することを目的としています」とケーシー氏は述べた。
AmChamの要請を受け、ケーシー氏はAmCham Cambodiaと協力し、シアヌークビル国際港での視察ツアーや民間セクターの能力開発などの協力を行う担当官を任命した。
GDCEのデータによると、2025年の最初の2ヶ月間で、カンボジアとアメリカの貿易額は合計16億7000万ドルに達し、25.7%増加した。
このうち、カンボジアの対米輸出額は16億2,000万ドルで25.4%の増加、対米輸入額は4,876万ドルで34.6%の増加であった。