カンボジア信用保証公社、中小企業に2億7100万ドルの融資保証を提供

カンボジア信用保証公社(CGCC)は、2025年2月現在、零細・中小企業(MSME)に対し、事業拡大のための運転資金として2億7,100万ドルの信用保証を提供している。

「2025年2月末現在、CGCCは3,979の保証口座を承認しており、その額は2億7,114万ドルにのぼる」とCGCCは先週木曜日に発表した報告書で述べた。

2025年2月にCGCCが承認した保証口座数は547件で、これは2021年にCGCCが信用保証サービスを開始して以来、1ヶ月で承認された保証口座数としては最高となった。

2月時点での融資保証残高は1億5669万ドル、保証残高は1億1489万ドルであった。

報告書によると、カンボジアには3,792の零細・中小企業(MSME)と187の大企業があり、そのうち1,834は女性が経営しているという。

CGCCのノ・リダ最高経営責任者(CEO)は、信用保証の仕組みは、生産チェーンを拡大するための資金を必要とする潜在的なMSMEに貢献するのに役立っていると述べた。

「潜在力はあるが担保がない、あるいは一定のリスクがある中小企業は、銀行やマイクロファイナンス機関では与信できないため、カンボジア政府はCGCCを通じて中小企業の信用保証に乗り出す」と述べた。

中小企業への融資の最大80%を保証するカンボジア信用保証公社を通じて、政府は銀行やマイクロファイナンス機関が中小企業のニーズに応じてより多くの融資を提供できるようになることを期待している、と同氏は述べた。

CGCCスキームは、国営農業農村開発銀行や中小企業銀行を含む参加金融機関(PFI)が、中小企業への運転資金投資や事業拡大として信用供与を行うものである。

2020年11月に設立されたCGCCは、金融包摂を改善し、中小企業の成長を発展させるために設立されたカンボジアの優先信用保証機関である。CGCCの信用保証は、中小企業が十分な融資を受けられるよう支援し、企業が投資機会を活用し、雇用を拡大し、所得を増やすことを可能にするのに役立っている。