東京の進化を浮き彫りにする写真展

プノンペンのSOSOROミュージアムで金曜日の夜、「東京のビフォー/アフター」と題した写真展が開幕した。写真展は3月21日から4月13日まで開催される。
このイベントには数名の要人、外交官、政府高官が出席した。出席者の中には、カンボジア国立銀行(NBC)副総裁のサム・サンニシス氏、駐カンボジア日本大使の植野篤志氏、労働・職業訓練大臣のヘン・スール氏もいた。さらに、SOSOROミュージアムのブレーズ・キリアン共同館長、国際交流基金プノンペン連絡事務所の田中春樹副所長も出席した。
本展では、2020年東京オリンピックの写真を中心に、約80点の作品を展示したほか、1930~40年代の日本の首都の魅力的な写真も紹介した。
日本の写真家たちが捉えた貴重な一枚は、多様なアイデンティティを持つ広大な都市としての東京をより豊かに理解することを目的としている。
キリアンは、この写真展は多くの国々を巡回する巡回展であると語った。「タイで開催され、そこからカンボジアに渡り、ここからフィリピンに行く。」
彼は、SOSOROミュージアムは知識の宝庫であり、王国と他国との文化交流を深めるイベントを熱心に推進していると指摘した。

植野篤志は「このような写真展が日本の文化イベントとしてカンボジアで開催されるのは2回目です。「日本大使館は今後も国際交流基金と協力し、カンボジアの人々に日本文化の様々な側面を紹介していきたいと考えています。
日本とカンボジアが「包括的戦略的パートナーシップ」の下で築いてきた友好関係は、政治・経済面に重点を置き、文化交流の重要性を認識しています。「今後も文化交流を含め、あらゆるレベル、様々な分野で両国間の交流を強化していきます」と付け加えた。
田中氏は、国際交流基金は、包括的な国際文化交流プログラムを通じて、日本と世界の友好、信頼、相互理解を育むことを目的とした日本で唯一の公的機関であると述べた。「私たちの活動は、文化、言語、対話という3つの重要な分野にまたがっています。」
「私たちの文化・芸術交流の中心は巡回展プログラムであり、このプログラムを通じて日本の芸術と文化を世界中の観客にお届けしています」と田中氏は語った。
日本の在外公館や現地の文化機関との共催で行われるこのプログラムは、コラボレーションを体現し、日本の豊かな伝統と創造性を称えるものである。
写真は、街の風景、率直な瞬間、顔の表情、複雑なフェイシャルアート、様々なコラージュなど、様々なジャンルが紹介された。
さらに、日本人アーティストによる魅惑的な「和太鼓」パフォーマンスも披露され、展覧会の初回イベントで来場者から大きな拍手が送られた。「和太鼓」とは、日本の伝統的な太鼓芸術のことで、様々な太鼓と、「組太鼓」として知られるダイナミックなアンサンブル・パフォーマンス・スタイルを含む。