ユネスコ、カンボジアの技術開発と教育におけるAI活用を推進

ハン・チュオン・ナロン副首相兼教育・青年・スポーツ大臣は3月12日、同省事務所にて、サルダール・ウマル・アラム氏率いるユネスコ・カンボジア代表の表敬を受け、教育分野における人工知能能力の枠組みについて話し合った。
この席上、サルダール・ウマル・アラム氏は、カンボジアが第1回カンボジア教育技術会議・展示会(エドテック・サミット)を成功させたことについて祝辞を述べた。また、教育分野における技術開発と人工知能(AI)の利用を促進するため、教育・青少年・スポーツ省との協力を継続することにユネスコの関心を表明した。

彼は、このビジョンにおいて教育部門を支援するユネスコの可能性を強調し、21世紀の教師と生徒に完全なデジタルスキルと能力、特に使用倫理によってテクノロジーとAIを使用できる能力を提供し、このデジタル時代の教育部門の効率を高めることを強調した。

この日、チュオン・ナロン大臣は、AIを活用して教育セクターを改善するという教育省のビジョンを強調した。例えば、AIを活用した早期算数・早期読解の支援、生徒への思考・想像力の教育、テクノロジーを活用したデジタルリテラシーの強化、コンテンツや授業内容の作成、科学技術(STEM)科目の実施強化など、より包括的なものとなるようAIを活用した教員を養成する。

同時に、教育大臣はユネスコに対し、デジタルライブラリーの作成と準備、PISAテスト、特に地域学習をさらに強化するためのテクノロジーの活用など、教育部門におけるいくつかの側面の強化に着手し、支援するよう促すとともに、教育部門とAIを効果的に発展させるためには、新しい教師が魅力的で質の高い授業内容を短時間で作成するなどのデジタルスキルを持つ必要があるとして、カンボジアにおける教師養成を支援するため、AIの活用を始めとする明確な枠組みを定義した。

同大臣はまた、ユネスコによる過去の教育分野での支援、特にデジタル時代に対応するための今日の教育分野でのAI活用への支援に感謝の意を表した。

同大臣は、学習や教育、特にカリキュラムや専攻においてAIシステムを取り入れることの重要性を強調した。

彼は、AIが世界を、特に教育分野そのものを変えていくと考えており、教育分野はこの大きな変化に備えなければならないとした。