在カンボジア欧州連合(EU)代表部は、フランス大使館、文化・芸術省、ボファナ・センターと共同で、第16回カンボジア・ヨーロッパ映画祭(EUFF 2025)を開催した。
同映画祭のガラ・プレミアがフランス学院で開催され、文化・芸術省のハブ・タッチ国務長官、駐カンボジアEU大使のイゴール・ドリースマンス氏、駐カンボジア大使館の大使や代表者、学生らが参加した。
このイベントは、カンボジアと駐在員コミュニティの双方に参加してもらい、ヨーロッパとカンボジアの文化交流を促進することを目的としていた。
プレミア・レセプションでは、フランス映画「(中略)有名なユセフ・セーレム」が上映された。
プレミア上映の後、映画祭はプノンペン、バッタンバン、スバイリエンの複数の大学を巡回し、カンボジアの若い世代の大学生にヨーロッパ映画を紹介する。
ハブ・タッチ氏は、カンボジア・ヨーロッパ映画祭が、カンボジアの学生や一般の人々に、EUの社会問題や文化に関する知識、経験、研究を提供したと述べた。
「このイベントは映画の宣伝だけでなく、人々の絆、特にカンボジアとEUの文化協力の強化にも貢献しました」とハブ・タッチ氏は述べた。
この映画祭は、ヨーロッパとカンボジアの文化間の有意義な対話を促進する架け橋の役割を果たした、と駐カンボジアEU大使のイゴール・ドリースマンス氏は語った。
「ヨーロッパ映画は、私たちを楽しませるだけでなく、私たちの社会の現実を映し出し、共有する人間の経験や視点について考えることを促します。映画は、あらゆる芸術形態と同様に、芸術、創作、言論の自由という基本的自由の証でもあります」。
今年の映画セレクションは、カンボジアの観客の心に響くよう、慎重にキュレーションされている。
考えさせられるドラマや軽快なコメディから、ファミリー映画やアニメーションまで、あらゆるテイストの作品が揃っている。
「私たちの目的は、このガラ・プレミアとそれに続く大学ツアーを通じて、ヨーロッパ映画をできるだけ多くの人々、特にカンボジアの人口の大半を占める若い世代と結びつけることです」と大使は述べた。