クメール・リエル(KHR)は火曜日、中国の重慶江北国際空港にあるトラベレックスの両替カウンターで、リスト上の通貨取引が開始された。
カンボジア国立銀行(NBC)とトラベレックスの協力、重慶空港当局の支援のもと、外国為替管理部のクンテア・ンギン部長と銀行サービス部のソフィア・エン部長の司会で開始式が行われた。
「KHRの上場により、カンボジアを訪れる中国人観光客は中国の通貨をKHRに簡単に換金できるようになり、中国を訪れるカンボジア人観光客はその逆ができるようになる。カンボジアを訪れる中国人観光客、特にプノンペンと重慶を直行便で結ぶ中国人観光客をより多く呼び込むことができるだろう」とNBCは声明で述べた。
この動きはまた、KHRが国際市場で取引可能であることを示しており、カンボジア国立銀行が過去20年間KHRの安定を維持するために行ってきた努力の成果である、通貨の信頼と認知の高まりを反映している、と中央銀行は付け加えた。
トラベレックスがカンボジア国立銀行と協力し、国際金融ハブにおける通貨取引リストにKHRを掲載するのは、2024年4月の東京の羽田国際空港、2023年のシンガポールのチャンギ国際空港に続いて3度目である。
カンボジア国立銀行は、KHRを中国や世界の他の金融ハブの通貨取引リストに掲載する可能性を模索し続けている。