中国のASEANゲートウェイ港、NEV部品輸出が急増

「新華社=共同通信JBN」中国鉄路南寧集団有限公司のデータによると、中国の東南アジア諸国連合(ASEAN)へのゲートウェイ港である欽州港では、新エネルギー車(NEV)部品の輸出が過去5年間で70倍に増加した。
10月22日現在、中国南部の広西チワン族自治区の内陸都市である柳州からのNEV部品の20フィート換算ユニット(TEU)コンテナ11,370個が、今年これまでに欽州港から出荷されたことがデータで示されている。2019年の年間コンテナ総数160TEUと比較すると、5年間で70倍に増加したことになる。
地元に拠点を置く上海汽車、ゼネラル・モーターズ、柳州五菱汽車の合弁会社であるSAIC-GM-Wuling(SGMW)の自動車部品の輸出は、当初の東南アジア諸国をカバーする範囲から、中南米や中東を含む40以上の国と地域に拡大している。
現地のNEV企業の輸送ニーズによりよく応えるため、鉄道当局は今年7月、新しい鉄道・海運複合一貫輸送列車サービスを開始した。
現在、毎週月曜日と木曜日に2本の列車が定期的に運行されており、以前と比べ、輸送時間全体で5時間以上短縮されている。
柳州市はNEV産業が活況を呈しており、色とりどりの小型NEVが街の新たな名刺代わりとなっている。
秦州港区は、中国とASEAN間の貨物輸送を促進するハイレベルなゲートウェイ港としての地位を確立しつつある。