カンボジア商工会議所、EUとのリエゾン設置を計画

海外からの投資を強化する動きとして、カンボジア商工会議所(CCC)は、特に欧州連合(EU)に焦点を当て、海外に連絡窓口を追加設置する計画を発表した。

CCCのリム・ヘン副会頭は、「新しい出張所は、ヨーロッパの投資家のための専用窓口として、カンボジアへの投資を促進するための的を絞った情報やサポートを提供する」と述べた。

計画通り、CCCのリエゾンはフランスとイタリアに設置される予定であり、具体的な開始時期については最終決定には至っていないとしている。

「EU内にリエゾンを設置することで、情報ギャップを埋め、ヨーロッパの投資家の具体的なニーズや懸念に直接対応することができます」とヘン副会頭は木曜日にクメール・タイムズに語った。

リエゾンは、ヨーロッパ企業とカンボジア企業とのコミュニケーションを促進し、つながりを促進する上で重要な役割を果たすことができる」とヘン副会頭は付け加えた。

EUとの貿易は急増を続けており、EUへの輸出額は2024年の最初の5ヶ月間で15億6,000万ドルを記録した。

ヨーロッパの投資家との直接的なコミュニケーションラインを確立することで、カンボジアはその経済的潜在力をアピールし、より有利な投資環境を作り出すことができる、とヘン副会頭は述べた。

このイニシアティブは、カンボジアが外国投資のポートフォリオを多様化させる努力を続けている中で生まれた。CCCはまた、オーストラリアのアデレードに連絡事務所を設立する計画もある。
ヘン副会頭によると、現在までに、日本、カナダのモントリオールとトロント、アメリカのロングビーチ、オーストラリアのメルボルンとシドニーにCCC連絡事務所が設置されている。

CCCリエゾン設立の目的は、投資を誘致し、海外の企業に新しい投資法と経済政策を宣伝し、投資のイメージと可能性を理解してもらうことだという。