シェムリアップで開催された第25回ASEAN文化・情報小委員会は、加盟国間で11のプロジェクトを承認することで合意し、昨日閉幕した。
これらのプロジェクトは、能力開発、コンテンツ制作交流、効果的な情報共有、メディア・情報分野における人工知能の活用を促進するものである。
その中には、カンボジアの2つのプロジェクト、ASEAN加盟国におけるASEAN認識とその理解を促進するための人工知能コンテンツの制作と、伝統的メディアにおけるデジタル変革の悪影響を最小化するためのASEANワークショップも含まれている。
火曜日に始まったこの会議は、カンボジアとインドネシアが共同議長を務め、ASEAN9カ国から52名の代表が参加、シンガポールの代表もビデオ会議で参加した。
情報省のサム・アス次官とスレス・アルフィン次官がカンボジアを代表した。
会議ではまた、ASEAN情報小委員会の役割として、加盟国が急速に進化するメディアとテクノロジーの状況をうまく乗り切れるよう、技術や能力の提供を確保することに重点が置かれ、その一方で、デジタル時代におけるメディアと情報の質と有効性を高め続け、言論と報道の自由を促進することが強調されたと、情報省のテップ・アスナリス報道官は昨日述べた。
会議では、フェイクニュースと闘うことの重要性が強調され、フェイクニュースの拡散と闘うためのカンボジア政府の積極的な対策が概説された。これには、メディアリテラシーを促進するための取り組み、国営メディアの信頼性を高めること、政府の各省庁や地方行政機関の報道官の能力を高めること、特に対応メカニズムにおいてすべての関係者との連携を強化することなどが含まれる。
アスナリス氏は、「会議ではまた、人工知能のジャーナリズムへの統合がもたらす課題や、倫理的なジャーナリズムの実施を強化する必要性についても議論され、ジャーナリズムにおける専門的な行動の統一的な枠組みとして、専門的なジャーナリズム倫理憲章を策定し、デジタル領域における秩序を醸成するための情報省の取り組みが強調された」と述べた。