日本、2つの非政府組織に約85万5,000ドル相当の助成金を提供

日本政府は、日本非政府組織プロジェクト無償資金協力の枠組みの下、2つの非政府組織(NGO)に854,956ドル相当の無償資金を提供する。
昨日、上野淳在カンボジア日本大使とNGO代表との間で、日本大使館において契約調印が行われた。

過去20年間、日本大使館はカンボジア人の生活の質を向上させるため、日本非政府組織プロジェクト無償資金協力プログラムを通じて、カンボジアの160以上のプロジェクトに援助を提供してきた。

上野大使は、「日本非政府組織プロジェクト無償資金協力」を通じて、カンボジア国立体育・スポーツ研究所でプロジェクトを実施している団体「ハーツ・オブ・ゴールド」に対し、553,969ドルの無償資金協力が割り当てられることを発表した。

この助成金は、国立体育・スポーツ研究所の図書館、国際センター、内部質保証、教員育成、学生管理、卒業生支援、セキュリティ管理などを管理する体育研修機関を支援するものである。

日本大使はまた、2番目の無償資金協力の受取人は難民を助ける会(AARジャパン)で、そのプロジェクトのために300,987ドルを受け取る予定であると付け加えた。

AARジャパンは、職業訓練センターの改修と地域コミュニティ間のネットワーク構築により、カンダール州の障害者の労働条件の改善を目指す。

日本大使は、職業訓練センターには訓練教材を含む国際的な設備が整えられると述べた。さらに、障害者の労働条件について理解を深めるため、職員と地域社会が研修を受ける予定である。
「このプロジェクトが、障害者の社会化と経済的自立の実現を支援し、インクルーシブな社会を促進することを願っています」と上野大使は付け加えた。

ハーツ・オブ・ゴールドの西山直樹事務局長は、1998年に設立されたハーツ・オブ・ゴールドには現在4つの柱となるプロジェクトがあり、それは体育のための開発プロジェクト、障がいを持つアスリートを支援するプロジェクト、トメイ孤児院、そして桃太郎日本語学校のプロジェクトであると述べた。

西山氏は、「私たちは、文部科学省のチームとともに、スポーツの教育的価値を信じ続け、新しい体育の普及に努めてきました」と付け加えた。

また、西山氏は、国立体育・スポーツ研究所において、「情報通信技術を活用した高等教育機関と体育教員の育成」と題したプロジェクトの第2段階を開始したと述べた。

AARジャパンの大室和也エリアマネージャーによると、AARジャパンはカンボジア、ラオス、ベトナムから日本に逃れてきた難民を支援するために1979年に設立された。
1993年以来、AARジャパンはカンボジアで障がい者の支援や地雷除去活動を行っており、過去10年間はカンダール州クサック・カンダール地区での環境教育の改善に注力してきた。

大室氏は、「私たちは、初等教育を “障がいの有無にかかわらず、すべての子どもたちが一つの場所で共に学ぶ教育 」と定義しています。

AARジャパンは、学校と地域のコミュニケーションシステムを強化するため、教師たちのトレーニングを行ってきた。相互学習システムを導入し、カンボジア全土への教育実施の拡大に努めています。