ウォール街上昇後のアジア株はまちまち香港株は3%下落

ウォール街が金曜日に史上最高値を更新した後、月曜日のアジア市場はまちまちの動きとなった。

米国先物は上昇し、原油価格は下落した。

東京の日経平均株価は1.7%上昇し、36,580.00となった。日銀は月曜日から2日間の政策決定会合を開き、超低金利を据え置くと予想された。

香港のハンセンは2.8%安の14,877.50。同指数は今年10%以上縮小し、2016年以来最悪の年明けとなった。上海総合指数は2.5%安の2,760.73。

中国の商業銀行は月曜日、人民元に下落圧力がかかる中、貸出プライムレートを据え置き、景気刺激策を期待した投資家を失望させた。先週、中国人民銀行は中期貸出金利を据え置き、市場を驚かせた。

韓国ではコスピが0.4%下落の2,476.14。オーストラリアのS&P/ASX200は0.8%高の7,476.60。バンコクのSETは0.6%下落、台湾のTaiexは0.8%上昇した。

金曜日のS&P500種株価指数は1.2%上昇し、過去最高の4,839.81となった。ダウ・ジョーンズ工業株30種平均は1ヶ月前に過去最高値を更新し、1.1%高の37,863.80となった。ナスダック総合株価指数は1.7%上昇の15,310.97となった。

ウォール街の上昇の一因となったのは、米国のインフレ率が依然低水準にあることから利下げが期待されたことだ。利下げ期待から国債利回りはすでに大幅に低下しており、それが11月の株式市場の上昇を急加速させた。
FRB自身は利下げが近いことを示唆しているが、一部の当局者は利下げ開始が市場の期待より遅れる可能性を示唆している。

金曜日にウォール街が上昇したのは、テクノロジー株が大きく押し上げたからだ。

大手チップメーカーの台湾セミコンダクター・マニュファクチャリングがアナリストの予想を上回る今年の売上見通しを発表したことで、複数のチップ企業が2日連続で上昇した。ブロードコムは5.9%上昇、テキサス・インスツルメンツは4%上昇した。

エネルギー取引では、ベンチマークとなる米国産原油が31セント高の1バレル72.94ドル。国際標準のブレント原油は35セント安の1バレル78.21ドル。

ドルは148.14円から148.09円まで下落した。ユーロは1.0897ドルから1.0904ドルへ。