韓国のコンビニ「ハンリム」、2028年までにカンボジアに「Eマート24」100店舗出店を目指す

総合不動産サービス会社ハンリム・アーキテクチャー・グループは金曜日、「韓国のコンビニエンスストア運営会社Eマート24のカンボジア進出を支援する契約を締結した」と発表した。この協業は、サイハン・パートナーズとして知られる合弁会社を通じて進められる。

サイハン・パートナーズは、ハンリム・アーキテクチャー・グループとカンボジアの小売企業サイソン・ブラザー・ホールディング社の共同出資により今年設立された。この合弁事業は、Eマート24、カンボジアのサイソン・グループ、ハンリム・アーキテクチャー・グループが8月に交わした3者間の覚書を受けて誕生した。

今回の合意は、木曜日にソウルのEマート24本社でサイハン・パートナーズとEマート24の間で調印された。ハンリム・アーキテクチャー・グループのパク・ジンスン会長、Eマートのハン・チェヤンCEO、サイハン・パートナーズのデビッド・サンボCEOらが調印式に出席した。

サイハン・パートナーズは今回の合意により、来年前半にEマート24の1号店をカンボジアの首都プノンペンにオープンさせ、2028年まで順次100店舗まで拡大する計画だ。

ハンリム関係者によると、コンビニエンスストア「Eマート24」を通じて韓国食文化の体験拠点としての地位を確立する計画だ。最初の店舗を立ち上げた後は、現地の宅配業者と協力してフードデリバリー・サービスも展開する計画だ。

ハンリムの朴会長は、「韓国の建築設計と建築の専門知識を生かし、カンボジアに新しい韓流を紹介する。」「Eマート24がカンボジアの人々に愛され、 Kフードの味と香りを体験してもらえるよう努力する。」と述べた。

今回のカンボジア食品市場への参入は、同社がカンボジアの急成長する市場ポテンシャルを高く評価してのことだ。

パンデミックが発生するまで、カンボジアは2019年まで継続的に7%以上の年間国内総生産成長率を記録していた。その潜在成長率はパンデミック後に回復し、地元政府は2024年の成長率が6.6%に達すると予測している。

パンデミック以前、プノンペンには年間約660万人の外国人観光客が訪れていた。

ハンリムは2017年にカンボジアに地域支店を立ち上げて以来、東南アジアの不動産市場でも足場を固めている。

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