首相、「シェムリアップ訪問2024」構想を発表

フン・マネ首相は昨日、「シェムリアップ訪問2024」観光振興イニシアチブを発表した。

プノンペンの平和宮殿で開催された第19回官民フォーラム(G-PSF)の基調講演でこの発表を行った首相は、政府高官と民間セクターの代表で構成される観光委員会が、このプログラムを実施するための執行機関として機能することも奨励した。

ユネスコの世界遺産に登録されているシェムリアップのアンコール遺跡公園は、カンボジアで最も観光客が訪れる場所であり、首相によると、同州の振興は国内の他の地域にも役立つという。

首相によると、2023年10月から2024年6月末までの間、観光セクターへの投資家に対して特別な税制優遇措置が提供されるが、投資家は確定申告を行う必要がある。また、ツアーガイドに対する優遇措置もある。

「シェムリアップはコロナの後、カンボジアで最も大きな打撃を受け、苦闘が続いています」とフン・マネ首相は付け加えながら、このプログラムは観光セクターのパイロットプロジェクトとして実施され、後に国内の他の地域でも実施される可能性があることを示唆した。

首相は銀行やその他の金融機関に対し、ツアーオペレーターやホスピタリティ部門への投資家への融資を再編成するよう奨励した。中小企業銀行からの直接融資も、他の有利な条件とともに妥当な金利で検討されている。このために、5000万ドルの初期資本が割り当てられる予定である。

カンボジアはまた、タイの入国許可証は持っているがパスポートを持っていない人がシェムリアップを訪問できるようにすることも検討している。カンボジア政府は、プーケット、バリ、セブなど、この地域の他の観光中心地からシェムリアップへの直行便の就航を熱望しており、各政府と協議を行っている。

首相はまた、到着地での観光客への温かい歓迎についても強調した。2024年1月1日からは、到着時に多くの書類に記入する習慣をなくし、到着カードを一枚に統一する予定だ。

首相によると、この観光イニシアチブの連鎖効果は、タクシー業者やレストランなど、観光産業に関わる人々に間接的な利益をもたらすという。首相はまた、観光商品の多様化の必要性にも言及した。

首相はさらに、外国人観光客の信頼を高めるため、犯罪者の取り締まりを強化すると付け加えた。国境検問所は監視カメラを増設して強化される。

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