カンボジア商務省の報告によると、2025年の1月から11月までの間に、カンボジアの軽油、ガソリン、燃焼ガスの輸入総額は22億3千万ドルで、前年同期の24億8千万ドルから約10%減少した。
報告によれば、同期間の軽油輸入額は11億7千万ドルで前年同期比9.8%減、ガソリンは7億5,100万ドルで14%減、燃焼ガスは3億900万ドルで0.28%増となった。
現在、カンボジアは海底油田がまだ開発されていないため、石油とガスの輸入に大きく依存している。
プノンペン王立大学国際研究・公共政策研究所の講師、トン・メングデビッド氏は、燃料輸入の減少は、世界的な原油価格の低下、エネルギー効率の改善、そして国内消費における再生可能エネルギーや水力発電の役割増加を示していると述べた。
「今後、カンボジアのエネルギー安全保障戦略は、エネルギー源の多様化や地域間電力接続を通じて、輸入化石燃料への依存をさらに低減させ、グリーン成長目標に沿った取り組みが進むだろう」と同氏は新華社通信に語った。