国家標準評議会(NSC)は第32回会合を開催し、建設、化学、エネルギー管理、電気・電子製品、自動車システム、化粧品、木材製品、繊維などの主要分野において、新規および改訂された国家規格計60件を正式に採択した。
今回承認された規格パッケージは、新たに導入される国際規格(ISOおよびIEC)50件、改訂されたカンボジア国家規格1件、ならびに修正(アメンドメント)9件で構成されており、各技術委員会による厳格な審査を経て採択された。
これらの規格は、国際的なベストプラクティスとの整合性を一層強化するとともに、より安全で環境に配慮し、競争力のある産業経済を目指すカンボジアの国家目標を後押しするものとされている。
NSC議長を務めるヘム・ヴァンディー大臣は、今回の採択の意義について言及し、現代的な規格はカンボジアの産業変革において中核的な役割を果たすと強調した。
「これらの規格は、革新性、安全性、持続可能性に対する我々のコミットメントを反映している。採択により、先端製造業や新興技術への対応力が一段と高まる」と述べた。
また同大臣は、関係省庁、機関、技術団体、産業界を代表する評議会メンバーに対し、それぞれの分野や所管領域において、採択された規格に対する理解を深め、周知徹底を図るよう呼びかけた。