カンボジア政府高官は月曜日、中国人観光客の増加がカンボジアの経済成長、観光成長、貧困削減に大きく貢献していると述べた。
観光省のトップ ソフィアック長官によると、カンボジアは今年1月から8月の間に364,844人の中国人観光客を受け入れ、前年同期比で611%増加したという。
彼は、この数は今年の最初の8ヶ月の間に国の350万人の国際的な観光客の到着の10.4パーセントを占めたと述べた。
「中国人観光客は経済や観光の発展、貧困削減に貢献しているため、私たちは中国人観光客の増加を望んでいます」と彼は新華社に語り、今年は少なくとも60万人の中国人観光客を受け入れるだろうと予測した。
ソフィアック長官は、両国間の緊密な関係と直行便の増加により、今後数年間、より多くの中国人観光客がカンボジアで休暇を過ごすようになると強く信じている。
「安全な観光地であるカンボジアに来てください、というメッセージをすべての中国国民に送りたい」と彼は言った。
観光客は、プノンペンの王宮や国立博物館、シェムリアップ州北西部のアンコール遺跡公園、コンポントム州中部のサンボール・プレイ・クック寺院地帯、プレアビヒア州北西部のプレアビヒア寺院やケル島遺跡、シアヌークビル南西部の美しい湾など、文化観光や生態観光を楽しむことができる。
「中国からの観光客は、これらの主要な観光地やカンボジア全土のほかの観光スポットで温かく歓迎されており」政府は常にすべての観光客の安全と安心を優先している。
中国はコロナ流行前の時代において、カンボジアへの国際観光客の最も重要な供給源であったとソフィアック長官は述べ、王国は2019年に236万人の中国人観光客を受け入れ、国際観光客の総到着数の35.7%を占め、約18億ドルの収入をもたらしたと付け加えた。
同氏は、2016年に初めて打ち出された 「China Ready 」戦略が、規制解除後に関連当局と観光関連企業に再び導入されたと述べた。
同戦略には、中国人観光客の訪問を促進するために観光当局が取るべき措置が列挙されており、例えば、ビザ手続きのための中国語の標識や書類の提供、現地での中国元や中国語の使用の奨励、中国人の嗜好に合った食事や宿泊施設の確保などが挙げられている。
観光はカンボジア経済を支える4本柱のひとつである。観光省によると、同国は2019年に661万人の外国人観光客を誘致し、49億2000万ドルの総収入を得た。