カンボジアは本日、中国雲南省昆明市で開催された2025年南アジア・東南アジアメディアネットワーク(SSAMN)年次総会において、地域協力・相互理解・持続可能な発展の促進におけるメディアの重要な役割を強調した。
カンボジア情報省のチャン・リアン国務長官は、中国共産党雲南省委員会が主催し、南アジア・東南アジア全域からメディア関係者や政府高官が集まった本会議で基調講演を行った。
チャン・リアン氏は演説で、カンボジアと中国の強固な絆を再確認し、両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」かつ「鉄壁の友情」と表現した。
同氏は「カンボジア・中国ダイヤモンド六角形」協力枠組みや「2025年カンボジア・中国観光年」といった取り組みを称賛し、これらがハイレベルな外交合意の成功例であると指摘した。
国務長官は「グローバル・サウス」の国際的意義の高まりを強調し、南アジア・東南アジア諸国がメディアプラットフォームを通じた異文化対話と地域連携の促進において中核的役割を担うと位置付けた。
2024年に設立されたSSAMN(東南アジアメディアネットワーク)を、地域メディア関係者間の協力と革新のための重要なフォーラムとして称賛した。
チャン・リアン氏はまた、雲南省当局とのメディア協力に関する覚書(MoU)の締結、カンボジア国営メディアの同盟への統合、「シェムリアップ・アンコール国際空港におけるカンボジア・中国文化回廊」や地域観光振興を目指す「世界遺産ツアー」などの共同イニシアチブなど、カンボジアのネットワークへの貢献について詳細に説明した。
2025年のSSAMN年次総会は、地域全体のメディア協力・文化交流・共同発展を強化する指導者・代表者間の主要なプラットフォームとなる。2024年に設立されたSSAMNの使命は、メディア連携の強化、共同制作の推進、人的交流の深化を通じ、情報共有による地域統合を支援することである。