在カンボジアフィリピン人、パスポートを担保にしないよう警告

在カンボジア・プノンペン・フィリピン大使館は、在カンボジア・フィリピン人に対し、融資を受ける際にパスポートを担保にしないよう警告した。
昨日発表された勧告の中で、フィリピン大使館は、フィリピンパスポートを融資の担保として使用することは、フィリピンパスポート法、特に共和国法第8239条第11項に違反する行為であると注意を喚起した。

「フィリピン・パスポートはフィリピン政府の所有物であり、パスポート所持者であっても、個人的な金融取引の担保としてパスポートを使用する権限はありません。」

同大使館によると、ローンや債務の保証または担保として他人が所持していると報告されたパスポートは、正当な所持者からの通知により自動的に取り消される。また、パスポートの所持者がフィリピン国籍の場合は監視リストに、外国籍の場合は入国管理局のブラックリストに登録される。

「さらに、フィリピン旅券所持者は、2回目のフィリピン旅券法違反と判断された場合、旅券の発給を拒否される。」

フィリピン大使館は、フィリピン旅券法違反について、phnompenhpe.consular@dfa.gov.ph、同大使館に通報するよう呼びかけている。同連絡先は、その他のパスポートに関する問い合わせにも利用できる。

一部の海外フィリピン人労働者(OFW)、特に海外の非正規または規制のない部門で働くフィリピン人労働者が、パスポートを担保に、悪徳なリクルーター、雇用主、貸金業者からローンやキャッシングを利用していることが報告されている。このようなケースはカンボジアでも確認されている。