カンボジアとドイツは、ブランドオーナーからの注文を確保し、カンボジアにおける利益と好ましい労働条件を確保するための継続的な協力について話し合った。
1月13日から17日までドイツ連邦共和国を訪問した閣僚級代表団を率いたヘン・サワー労働職業訓練相は、今回の訪問は「欧州共同体およびドイツの繊維、衣料、履物、旅行製品およびバッグ部門に関連する政策および法律を理解することが目的であった」と述べた。
土曜日に自身のソーシャルメディアに書いたところによると、カンボジアの省庁間代表団は、欧州委員会(EU委員会)、ドイツ労働社会省、ドイツ連邦経済協力開発省、ドイツ使用者連盟であるインダストリオール、ドイツ労働組合総連合、ACT組織、カンボジアから繊維製品、衣料品、履物、旅行製品、バッグを調達しているドイツの主要ブランドオーナーの代表者と会談した。
カンボジアとドイツの代表団は、カンボジアの労働セクターの成長と発展に関する経験を交換した。彼らはまた、欧州共同体や契約当局の政策や今後の方向性、特に今後数年間で実施される予定の企業持続可能性デュー・ディリジェンス指令(CSDDD)に関する法律についても学んだ、と彼は記した。
「特に、ブランドオーナーは、良好な労働条件を確保し、国際労働基準および条約の遵守を維持し続けるというカンボジア王室政府(RGC)のコミットメントに満足の意を表明した。」
「カンボジアとドイツの代表団は貴重な見識を交換し、カンボジアの利益と良好な労働条件を確保しつつ、ブランドオーナーからの注文を確保するために協力を継続することを再確認した。」
関税・消費税総局(GDCE)の最新の貿易データによると、カンボジアの衣料品、履物、旅行用品(GFT)の輸出額は2024年に137.4億ドルを記録し、前年同期比23.78%増となった。
また、2024年のカンボジアの総輸出収入261.9億ドルのうち52.46%がGFT商品によるものである。この上昇傾向は今年も続くと予想される。
国際労働機関(ILO)によると、GFT部門はカンボジア最大の雇用創出源のひとつであり、100万人近い直接雇用を生み出している。