日本の日経平均株価は上昇したが、他のほとんどの地域市場は下落した。原油価格は上昇し、投資家が中央銀行の利上げ見送りを期待している時にインフレ圧力に拍車をかけた。 「米国ではレイバーデーの祝日明けで、投資家が今週期待する経済指標はほとんどなく、企業決算は基本的に終了している。オーストラリアのS&P/ASX200は、政府が前四半期の経済成長率を年率2.3％ペースと発表したため、0.6％下落の7,273.30となった。四半期ベースでは、経済成長率は0.2％と小幅だった。香港のハンセン指数は0.8％安の18,314.89。低迷する中国の不動産市場に対する最近の景気刺激策に煽られた上昇から後退し、下げ幅を拡大した。
S&P500種指数は0.4％下落の4,496.83、ダウ平均は0.6％下落の34,641.97。ナスダックは0.1％安の14,020.95、ラッセル2000は2.1％安の1,880.45。ニューヨーク証券取引所では売りが広がり、下落銘柄が上昇銘柄を3対1以上で上回った。シンタスは1.7％下落、メルク・アンド・カンパニーは2.1％下落、JPモルガン・チェースは1.1％下落した。テクノロジー株は最大の明るい材料となった。マイクロソフトは1.5％上昇した。サウジアラビアとロシアが日量100万バレルの自主減産を年末まで延長すると発表したことで、エネルギー株は原油価格と共に上昇した。シェブロンは1.3％上昇した。水曜日未明、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の電子取引で、米国の指標原油は13セント高の1バレル86.82ドルだった。火曜日には1.44ドル上昇した。
国際取引の基準となるブレント原油は15セント高の1バレル90.19ドル。水曜には、米供給管理協会（Institute for Supply Management）が最新の米サービス部門報告書を発表する。サービス部門はアメリカ人の大半を雇用し、経済の大きな構成要素となっている。ウォール街はまた、製造業と消費者信用に関する最新情報も入手する。ドクサイン、ゲームストップ、デイブ＆バスターズ、クローガーは今週、直近の四半期決算を発表する予定だ。先週、投資家たちは経済の全体像を把握するため、大量の経済データの精査に追われた。ウォール街は、FRBが9月下旬の次回会合で、前回会合時と同様に基準金利を据え置くと予想している。
