カンボジアの輸出、8ヶ月で16.7%増加

カンボジア税関総署(GDCE)が昨日発表した貿易データによると、カンボジアの今年最初の8ヶ月間の輸出額は175.8億ドルに達し、前年同期比で16.7%急増した。

カンボジアの輸入も今年1月から8月までの間に189億ドルに達し、昨年同期と比較して16.2%増加した。

カンボジアの国際貿易(輸出と輸入を合わせた)は、2024年の最初の8ヶ月間で364.8億ドルに達し、前年同期比16.5%の伸びを記録し、貿易収支は13.2億ドルの赤字となった。

昨年同時期のカンボジアの貿易総額は313億2,000万ドルで、輸出が150億6,000万ドル、輸入が162億6,000万ドルであった。

昨年同様、2024年1月〜8月期も中国が最大の貿易相手国であり、米国が最大の輸出先であり続けた。

対中貿易は2023年の1~8月と比べ24.5%の伸びを記録し、100億7000万ドルに達した。

カンボジアにとって2番目に大きな貿易相手国であるアメリカとの貿易は、同期間に10.4%の成長を記録し、69.2億ドルに達した。

ベトナムはカンボジアにとって第2位の輸出先であり、第3位の貿易相手国である。カンボジアの対ベトナム貿易は21.6%の伸びを記録し、52.3億ドルに達した。

ベトナムへの輸出は24億6,000万ドルに達し、33%という目覚しい成長を記録した。

カンボジアの輸出に占めるアメリカの割合は38.4%であるのに対し、ベトナムは14%である。11.4億ドル相当の商品を購入した中国は、輸出シェア6.5%で3位である。

日本は現在、9億2,400万ドルと市場シェアの5.1%を占め、カンボジアの第4位の輸出先である。日本への輸出は、今年の最初の8ヶ月で前年同期比20%増加した。

カンボジアは中国から89.2億ドル相当の商品を輸入する一方で、ベトナムからは27.6億ドル相当の商品を購入し、アメリカからはわずか1.74億ドル相当の商品しか購入していない。

従って、カンボジアは2024年8月末までに、対中貿易で77.7億ドルの赤字となるが、対米貿易では65.7億ドルの黒字となる。

カンボジアはまた、ベトナムとの貿易で3億400万ドルの赤字を記録した。タイとの貿易は16.4億ドルの赤字だが、日本との貿易は4.44億ドルの黒字である。

貿易データはまた、カンボジアからの衣料品、履物、旅行用品(GFT)輸出の大きな好転を示しており、ニット衣料品および衣料品付属品の輸出は、前年同期比で20.1%、非ニット衣料品および衣料品付属品は31.9%の伸びを記録した。

履物製品は前年同期比22.4%増、旅行用品は同20.9%増となった。GFT部門はここ何年もの間、カンボジアにとって最大の輸出稼ぎ頭である。

ゴムとゴム製品の輸出は8億8,200万ドルをもたらし、84%の急増を記録した。

カンボジア王立アカデミーのシニアエコノミスト兼中国研究所所長のカイ・セレイバス氏は、クメール・タイムズの取材に応じ、世界経済の回復がカンボジアの輸出に貢献していることは明らかであると語った。

同氏によると、製造業の購買担当者指数(PMI)は上昇し、カンボジア製品に対する需要の回復を示している。