カンボジア、ウクライナの地雷除去作業員への訓練提供の可能性を検討へ

カンボジアは、ウクライナの地雷除去作業員の訓練を強化するため、日本との協力の可能性を検討する。
カンボジアのフン・セン上院議長は、昨日の午後、ウクライナのルスラン・ステファンチュク議長とビデオ会議で会談した。

ウクライナ側からのカンボジアの地雷除去隊員をウクライナに派遣してほしいという要請に対し、サムデク・テチョ・フン・セン上院議長は、カンボジア憲法が国連の傘の外に地雷除去部隊を派遣することを認めていないため、カンボジアからウクライナに地雷除去隊員を派遣することはできないと説明した。

ウクライナにおける地雷除去の他に、ルスラン・ステファンチュク議長は、ウクライナの領土保全と平和を回復するための10項目の公式について言及し、カンボジア側にこの平和の公式への参加を呼びかけた。また、6月中旬にスイスのジュネーブで開催されるウクライナ和平に関するサミットに、カンボジアのフン・マネ首相を招待した。

一方、フン・セン上院議長は、カンボジアは10項目の公式を検討すると述べ、上記のサミットへの参加については王室政府に判断を委ねた。

いずれにせよ、カンボジア上院議長は、特定の価値を持つ和平サミットにはすべての関係者が出席しなければならず、ロシアも出席しなければならないと強調した。

フン・セン上院議長は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領との2回の電話会談、両国の外相・国防相会談を想起した。