カンボジアの経済特区（SEZ）を通じた輸出は、主に非衣料品製造製品で、今年上半期の伸びを報告した。
カンボジア開発評議会（CDC）の数字によると、SEZからのカンボジアの輸出は2023年上半期に13億9000万ドルに達した。
カンボジア開発評議会（CDC）のチア・ブティ副事務局長は、SEZはカンボジア経済の多様化に重要な役割を果たしており、産業的にも、他国からの投資資金の供給源としても重要であると述べた。
先週プノンペンで開催されたビジネスフォーラムで、「SEZからの輸出は著しく増加しており、コロナの大流行にもかかわらず、SEZからの輸出量は着実に増加している」と述べた。
CDCによると、全国には24の経済特区があり、約17万5,000人の労働者に雇用を提供している。
SEZの約90％は、非衣料品、履物、旅行用品の製造工場である。
SEZは、投資家に「輸出入のためのワンストップ・サービス」を提供し、貿易を促進するために全国に設立された。これらの拠点は国の経済発展にも役立っており、主要な輸送ルートとの結びつきも強まっている。
産業・科学技術・イノベーション省のヘン・ソックン国務長官は、非衣料品製造業の輸出が大幅に増加したのは、繊維製品からの輸出が多様化したためだと指摘した。
「これは良い勢いであり、カンボジア産業開発政策2015-2025に沿ったもので、労働集約型産業から技能・技術型産業への促進・発展を目指すものです」とソックン氏はクメール・タイムズに語った。
CDCは最近、インセンティブを提供し、透明性を高め、公正な競争を促進することにより、国内への投資を誘致することを目的とした、経済特区に関する新しい法律案を決定した。
経済特区は、電子機器、部品、車両組立、太陽光発電、自転車など、さまざまな分野への投資を誘致している。
カンボジアの2023年上半期の輸出総額は114億6,000万ドル相当で、前年同期比0.8％増であった。
コロナのパンデミックやロシア・ウクライナ戦争の国際貿易への影響による世界経済の不確実性により、主に衣料品、履物、旅行用品などのカンボジア製製品に対する需要が減少している。
